チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール。ポリフェノールがアンチエイジングに効果があるのは広く知られていますが、チョコレートやココアは美容にはあまり良くないと思っている方も多いのではないでしょうか。

実はこのチョコレートやココアに含まれているカカオポリフェノールは非常にアンチエイジング効果や美容・健康効果が高いので、ぜひ積極的に摂取したいもの。

でもカカオポリフェノールの効果を得るためには、どんなチョコレートでも良いわけではありません。そこで今回は、美容や健康に良いカカオポリフェノールの効果効能ご紹介します。

 

カカオポリフェノールは美容と健康の味方！その効果効能

 

カカオポリフェノールとは

カカオポリフェノールとは、カカオに含まれているポリフェノールで、非常に高い抗酸化作用があり、赤ワインの2倍、紅茶の45倍もの効果があるといわれています。

カカオポリフェノールは抗酸化作用が高いだけでなく、ミネラル、鉄、亜鉛、カリウム、カルシウム、食物繊維など女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。

他にもカカオにはテオブロミンという成分が含まれていて、その成分が自律神経を整える効果があります。テオブロミンのリラックス効果は持続力があるので、長時間に渡ってリラックスした状態を作り出してくれます。

便秘改善に効果アリ

カカオポリフェノールには食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えて便秘を改善する効果があります。

普段の生活で野菜不足が気になっている方は、カカオポリフェノールが含まれているチョコレートやココアから摂取しても良いですね。

紫外線ダメージを回復させる

カカオポリフェノールが豊富に含まれているチョコレートやココアには、紫外線からお肌を守ってくれ、受けたダメージを回復させる効果があります。

紫外線を浴びてからお肌が赤くなるまでの時間を遅らせる効果があります。つまり「食べる日焼け止め」ですね。

また日焼けによるシミができるのを防ぐ効果がありますから、たっぷり紫外線を浴びてしまった日にはチョコレートやココアがおすすめです。

動脈硬化を予防する

動脈硬化は虚血性心疾患や脳卒中の原因となることが多い恐ろしいものとして知られていますが、カカオポリフェノールには動脈硬化の原因であるLDLコレステロールの酸化を予防する効果があります。

ガンを予防する

がんは変異原物質が細胞の遺伝子に突然変異を起こし、がん化した細胞を促進物質が刺激して活性化することによって発生すると考えられています。この変異原物質と同時にカカオポリフェノールを加えると遺伝子の突然変異が抑えられたという実験結果が出ています。

血圧を下げる

血圧は血管の炎症などにより、血管が詰まって細くなることで上がります。カカオポリフェノールが血管の炎症を抑え、血管を拡張するため、血液がスムーズに通れるようになるため、血圧が下がります。ちなみに血圧が高い方ほど下がり具合が大きくなります。

カカオポリフェノール摂取で気をつけたいこと

カカオポリフェノールは美容や健康に非常に効果が高いのですが、摂取するうえで気をつけたいこともあります。

カロリーが高い

カカオポリフェノールが高濃度な高カカオチョコレートは、甘味は少ないのですが、実は高カロリーです。一般的な甘いチョコレートよりもカロリーが高く、脂質の割合は1.2～1.5倍もあります。

アレルギーのリスクあり

チョコレートからはニッケルが検出されています。含有量は銘柄によって差がありますが、ニッケルは接触性の金属アレルギーとしての症例報告も多いので、ニッケルアレルギーのある方は注意が必要です。

薬との食べ合わせあり

一般的なチョコレートで普段服用している薬との食べ合わせを意識することはあまりありませんが、高カカオチョコレートは薬との食べ合わせに注意が必要です。テオフィリンなどの薬を服用している方は医師に相談してからにしましょう。

おすすめのチョコレートは？

カカオポリフェノールが豊富に含まれているチョコレートは、カカオ70％以上のチョコレートです。一般的な甘いチョコレートでは、これらの効果を得ることは難しくなります。

最近ではカカオ70％以上の高カカオチョコレートはスーパーやコンビニなどでの取り扱いが多くなっていますので、手軽に購入することができますよ。またココアもカカオ70％以上のものを飲みましょう。

1日に食べられる量

たくさん食べて、美容効果や健康効果を得たいところですが、高カカオチョコレートの適量は1日1～2かけら程度です。これくらいの少量でも100kcal程もあります。

一般的なチョコレートを食べる感覚で食べてしまうと、せっかくのダイエット効果も全く意味がありませんから、1日の摂取量を守りましょう。

 

最後に