寝かせ玄米(酵素玄米)の効果で美肌になる方法6選

玄米は昔から栄養価の高さが一般的に知られていますが、そのクセのある味から好んで食べている方は少ないのではないでしょうか。しかし最近では玄米よりも食べやすい酵素玄米というものがあるのを知っていますか?

酵素玄米とは玄米と小豆を少量の水で炊き、その後3日ほど寝かせてから食べるというものです。その作り方の特徴から「寝かせ玄米」とも呼ばれています。パサつきやすい玄米に比べて、3日ほど寝かせることで玄米から水分が抜けてもちもちの食感になります。

そして酵素玄米の「酵素」とはたんぱく質から作られる成分であり、人が生きていくために欠かせないものです。この酵素を多く取り込むことで新陳代謝が活発に行われ、便秘解消・老廃物の排出・デトックス効果・免疫力アップ、さらには肌のキメを整え肌トラブルの解決へとつながるわけです。酵素は玄米にある「ぬか」の部分に豊富に含まれていますが、「ぬか」を除去してある白米では酵素を摂取するのが難しいのです。

今回は健康になるために効果的な酵素玄米の摂り方をご紹介します。

 

寝かせ玄米(酵素玄米)の効果を最大限に活かす6のコツ

 

酵素玄米の作り方

▼材料
・玄米 3合
・小豆 1/3カップ
・塩 小さじ1
・水

▼作り方
・玄米を洗う
・小豆と塩と3合分の水を入れ泡だて器でかき混ぜる
・炊飯器の玄米モードで炊く
・保温モードで3日置く(1日1回はかき混ぜる)

最近の炊飯器には玄米ご飯を炊くための玄米モードが搭載されているものが多いです。炊飯器の取り扱い説明書にそって玄米モードを選択してください。

保温しておくことで酵母が生まれて、酵素が生成されるという仕組みです。3日経てばもちもち食感の酵素玄米の出来上がりです。

1週間以内に食べきる

酵素玄米は作って3日後が食べごろですが、大量に作り置きして1週間後まで食べ続けることも可能です。

しかし4日を過ぎた頃から熱に強い菌が繁殖する恐れがあるという説もあるので、なるべく3~7日の間に食べきるようにしましょう。

冷凍保存も出来る

いくら炊飯器の保温機能で保存が出来ると言っても、夏場はさすがに心配ですよね。酵素玄米は冷凍保存が可能です。炊いて3日経った酵素玄米をラップにくるみ、冷凍保存すれば1か月はもちます。保存の仕方は白米と変わりはありませんが、解凍の仕方にポイントがあります。

いつもの白米であれば電子レンジで解凍できますが、酵素玄米の場合は、レンジはNG!解凍する場合は保温モードの炊飯器に2~3時間いれるとまたおいしく食べられます。

レンジで解凍すると酵素が破壊されるばかりでなく、老化の原因になると言われているAGEという物質が作られシミ・しわ・肌のくすみの原因となってしまいます。AGEは焦げ目に多いといわれています。健康や美肌を目指して酵素玄米を食べているつもりが、焦げ目と同じ成分を含んだものを食べているなんて、絶対嫌ですよね。酵素玄米の効果をしっかり得るためにも、この方法はかならず守りましょう。

スープ・雑炊で効果的に摂取!

玄米よりも食べやすい酵素玄米ですが、穀類独特の味が苦手な人も多いと思います。どうしても抵抗がある場合はスープや雑炊にすると食べやすくなります。

麹漬を付け合わせると効果アップ

便秘解消・老廃物の排出・デトックス効果・美肌効果などメリットがたくさんある酵素玄米ですが、体に有害なフィチン酸がたくさん含まれているというデメリットもあります。フィチン酸はミネラルが体に吸収されるのを阻害してしまう働きがあります。吸収が阻害されてしまうと貧血や不眠・イライラの原因となるミネラル欠乏症になりかねません。

そこで酵素玄米の付け合わせに最適なのが麹漬です。麹漬は玄米酵素のデメリットであるフィチン酸を分解してくれるだけでなく、フィチン酸に含まれているリンなどの体に良い成分を選んで取り込んでくれます。

魚は付け合わせないほうがいい

酵素玄米に付け合わせて食べないほうがいいもの、それは魚です。玄米と魚と言えば昔ながらの和食の組み合わせというイメージですが実は魚と酵素玄米では炭水化物の消化の方法が異なるため、それぞれに消化の時間がかかってしまいます。

消化に時間がかかると悪玉菌が増え、善玉菌が減りやすくなります。善玉菌が減ると代謝が下がり、便秘・肌荒れが起き太りやすくなります。

 

最後に

玄米の欠点である固い食感や独特の味が改善され、さらに栄養価が高くなったものが酵素玄米です。玄米が苦手な方も酵素玄米なら抵抗なく食べられそうですね。

白米よりも作る手間はかかりますが、その分体にはいい効果がたくさん!玄米よりも食べやすく、栄養価も高い酵素玄米を食べて美肌を目指しましょう。

寝かせ玄米(酵素玄米)の効果を最大限に活かす6のコツ

酵素玄米の作り方
1週間以内に食べきる
冷凍保存も出来る
スープ・雑炊にする
麹漬を付け合わせると効果アップ
魚は付け合わせないほうがいい