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手汗がひどいのは病気?手汗の疑問を今すぐ解消!

誰でも手汗はかきますが、あまりにひどいと「もしかして病気?」と不安になることもありますよね。また手汗がコンプレックスになっている方も多いのではないでしょうか。

手汗をかいてしまう理由はいろいろあり、病気と関係のない原因の場合もあれば、病気によって手汗がひどくなってしまう場合もあります。

今回は手汗が病気かも?と悩んでる人のためにアレコレをまとめてみました。

 

手汗がひどいのは病気?手汗の疑問を今すぐ解消!

 

手汗は病気?①冬になると手汗がひどくなる

夏場などは手汗の量が増えるのは理解できますが、汗をかきにくくなる冬に手汗の量が増えて悩んでいる方もいます。どうして冬場に手汗をかきやすくなってしまうのか不思議ですね。冬場に手汗の量が増えるのには、「気圧」と「基礎代謝」が関係しています。

気圧は人間の自律神経に影響を及ぼすことが多々あります。雨が降る前になると頭が痛くなったり、耳鳴りがしたり、気分が落ち込んだりという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。気圧が高くなると交感神経の働きが活発になってしまいます。冬は気圧が高くなるので、手汗の量が増えてしまうんです。

基礎代謝は冬場になるとアップします。冬場は気温が下がりますから、体温を下げずに保つ必要があるため、基礎代謝は夏場よりもアップするんです。基礎代謝がアップするため、どうしても手汗も増えてしまうんです。

寒くなってくると手汗がひどくなってしまう場合は、しっかりと防寒対策をして体を冷やさないようにしましょう。

手汗は病気?②手汗がベタベタする

他の部分にかく汗と比較すると、なんだか手汗はベタベタ・・・と感じたことはありませんか?手汗と他の部分にかく汗とは、もしかしたら成分が違うのでは?と思われる方もいますが、実は成分は99%同じです。

手汗をかくということは、交感神経が優位な状態で、精神的に負荷、ストレスがかかっている状態です。交感神経が優位な状態でかく汗には、脂肪物質、ミネラル、タンパク質、ナトリウムが含まれる割合が多くなり、それらがベタベタを感じさせるんです。他の部分にかく汗の成分とたった1%の違いではありますが、この1%は意外に大きいんです。また汗腺が弱っている場合にも、ミネラルを多く含む汗が出ますから、同じようにベタベタを感じてしまいます。

ベタベタする汗をサラサラにするには、汗腺の働きを正常化させる必要があります。そのためには、普段からよく体を動かし、汗をかくようにしましょう。普段から汗をよくかくことで、汗腺の働きが正常化して、サラサラとした汗に変わっていきます。

手汗は病気?③冷え性なのに手汗をかく

手汗はひどいのに冷え性。一見真逆のように感じますよね。ですが意外と、冷え性でありながら手汗がひどくて悩んでいる方は多いんですよ。冷え性の方は血行が悪いため、手の温度が下がってしまいます。手の温度が低いということは、室内と室外の温度の差を大きく受けることになります。体は急に暖かさを感じると、汗をかくような仕組みになっていますので、温度差が大きい手に汗をたくさんかいてしまうことになるんです。

冷え性で手汗をかいてしまう場合には、体を冷やさないように工夫することで、症状が緩和される場合が多いので、体を温める食べ物を積極的に食べたり、ひざ掛けを使用したり、靴下やスリッパを履くなど、体を冷やさない工夫をしましょう。

手汗は病気?④水分を控えているのに手汗をかく

手汗を抑えるために水分を控えたことがあるという方も多いのではないでしょうか。水分を控えることで汗も抑えられるようなイメージがありますよね。

ですが、手汗の原因は精神的要因であることがほとんどで、水分摂取とは関係がありません。ですから、いくら水分を控えたとしても、手汗が改善されることはありません。むしろ水分を控えることで、脱水症状を起こしてしまう場合もありますので、注意が必要です。

手汗は病気?⑤手汗がひどい場合に考えられる病気とは

手で触るとノートが濡れる、汗で手が滑って物を落としてしまうというようなひどい手汗をかいてしまう場合、「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」という疾患が考えられます。この疾患は、単なる汗っかきということで片付けられてしまうことが多く、適切な治療を受けずに、長い間悩み続けている方も多い疾患です。

単なる手汗をよくかく方との違いは、ストレスなどで交感神経に刺激を受けなくても手汗をかいてしまうということです。この手掌多汗症はひどくなると、掌から汗がしたたり落ちるほど手汗をかいてしまいます。

手掌多汗症の治療は、精神療法や薬物療法、内視鏡手術があります。精神療法では、自律神経の訓練や心理療法などを行い、薬物療法では、神経遮断薬や外用制汗剤を使った治療をします。

内視鏡手術では脇の下に小さな穴を開けて、神経を切断します。内視鏡手術ですので、入院の必要もなく、すぐに日常生活を送ることができますが、手汗以外の体の部分の汗の量が増えたり、手がカサカサして保湿クリームが手放せなくなるなどのデメリットもあります。

 

最後に

悩んでいる方が多い手汗。ストレスなどの精神的なものが原因で起こる場合がほとんどですので、できるだけリラックスできるような環境づくりを意識するようにしましょう。中には疾患の場合もありますから、気になる場合は一度、受診してみることをおすすめします。

手汗がひどいのは病気?手汗の疑問を今すぐ解消!

①冬になると手汗がひどくなる
②手汗がベタベタする
③冷え性なのに手汗をかく
④水分を控えているのに手汗をかく
⑤手汗がひどい場合に考えられる病気とは