乾燥対策やシミしわに効果があるとしてお医者さんや看護師さん、芸能人まで愛用しているという万能クリーム「ヒルドイド」。雑誌やネットでも非常に話題になっていますね。

そんなヒルドイドはニキビや治すことが難しいニキビ跡にも効果があります。ニキビの炎症を抑えたり、ニキビ跡を治すにはニキビ専用コスメや美白コスメなどを使うのが一般的だと思いますが、皮膚科で処方されるヒルドイドならもっとリーズナブルにニキビの悩みを改善することができますよ。

そこで今回はヒルドイドでニキビを効果的に治す改善対策をご紹介します。

 

ヒルドイドでニキビを効果的に治す6の改善対策

 

ヒルドイドの効果とは

ヒルドイドは一般名をヘパリン類似物質といい、皮膚の乾燥を防いだり、血行を促進したり、傷跡をきれいにする効果のある医薬品です。

主に乾燥肌の改善やしもやけ、打ち身、捻挫、角化症、アトピー性皮膚炎の治療など幅広く使われ、副作用もほとんどないため、小さな赤ちゃんからお年寄りにまで安心して使うことができます。

市販での販売はなく、皮膚科や形成外科などで医師の処方箋の元、購入することができます。そのため負担額は1本当たり200円程度と非常にリーズナブルです。初診料と合わせても1,500円程度です。

ヒルドイドにはクリーム、ソフトクリーム、ローション、ジェルタイプがありますが、使いやすいのは伸びの良いソフトクリームです。

ニキビへの効果

ヒルドイドがニキビに効果があるのは、配合されているヘパリン類似物質によるものです。

ヘパリン類似物質には、炎症を抑える効果や保湿効果、血行促進効果があり、この炎症を抑える効果によって炎症を起こしているニキビを鎮静化させ、血行促進効果によって肌の新陳代謝を活性化させ、ターンオーバーを促すことによってニキビ跡を改善させることが期待できます。

また10代でできる青春ニキビとは違い、大人になってからできるニキビの原因は乾燥によるものですから、保湿効果のあるヒルドイドを使用することによってニキビの原因となる乾燥を防ぎ、ニキビ予防に効果が期待できるのです。

ただしすべてのニキビに対して効果があるのではなく、炎症を起こさない白・黒ニキビに対しては効果は期待できないようですので注意が必要です。

効果は比較的早い

ニキビやニキビ跡にヒルドイドを使用した場合、どのくらいで効果が実感できるか気になりますよね。

個人差はあるもののヒルロイドの効果は比較的早く、炎症を起こしているニキビなら1週間程度、赤みのあるニキビ跡なら1ヶ月ほどで効果を実感できる場合が多いようです。

朝と晩、洗顔後につける

ヒルドイドのニキビへの効果を最大限に活かすためには、1日2回の使用がおすすめ。使用するタイミングは朝と晩の洗顔後です。ニキビができているところにちょんちょんとつけましょう。

スキンケアの前につける

ニキビを改善するためには、美容目的のクリーム代わりとしてお手入れの最後に使用するのはNGです。洗顔後お肌がきれいな状態でヒルドイドをまずつけ、しっかりとなじんでからそのあとに通常のスキンケアを行いましょう。

ニキビ薬と組みあわせて使う

ヒルドイドは相性が悪い薬がほとんどないので、ニキビ薬と一緒に使うことができます。ヒルドイドには炎症を抑える効果がありますが、殺菌効果はありません。殺菌効果のあるニキビ薬と組みあわせて使うことで早期の改善が期待できます。

肌に合わせてタイプを選ぶ

ヒルドイドには4タイプありますが、脂性肌の方は油分が少ないローションタイプ、乾燥肌の方は油分が含まれているクリームタイプやソフトクリームタイプを選びましょう。また、つける範囲が広い場合もローションの方が使いやすいでしょう。お医者さんに相談するとタイプを選べますよ。

ニキビができそうな部分にもつける

ヒルドイドはできているニキビの炎症を抑えるだけではなく、ニキビの発生を予防する効果もあります。今できていなくてもニキビができやすい部分、以前出来ていた部分に予防的につけておきましょう。

傷ついたニキビには使わない

ヒルドイドをニキビにつける場合にはニキビの状態に合わせなければ逆に悪化させる可能性があります。ヒルドイドには血液の凝固を防ぐ働きがありますから、汁が出ているような状態のニキビにつけるのは避けましょう。

ヒルドイドの副作用は？

ニキビにも効果が期待できるヒルドイドですが、副作用としては、かゆみ、皮膚炎、発赤、発疹が報告されています。ヒルドイドの使用を中止すると改善し、重篤になることはありません。

 

最後に