年齢によってニキビが出来やすい場所は違います。１０代の頃はおでこや鼻周りなどＴゾーンにニキビが出来やすかったですが、大人になると口周りのニキビに悩まされる人が多いですよね。

口周りのニキビは「大人ニキビ」とも呼ばれています。大人ニキビは思春期ニキビとは原因が違うので、やみくもに洗顔しても治りません。

今回は、ニキビが口周りに出来る原因と、大人ニキビに適した改善対策をご紹介します！

 

ニキビが口周りに出来る原因とその６つの改善対策

 

大人ニキビは口周りに集中

大人になると皮脂分泌が安定してくるのでそんなにニキビは出来ないはず。それなのに出来てしまうニキビというのは体の不調を知らせるサインです。口周りは消化器官の入り口。胃腸など体内の影響が一番出やすい場所なのです。

口周りのニキビの原因１．食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸がダウン

食べ過ぎ・飲み過ぎは胃腸に大きな負担を書けます。食べた後って眠くなりますよね？あれは食べ物を消化するために血液が消化器官に集まり脳の血流が低下するためです。消化するということはそれくらいパワーが必要な仕事なのです。

普通に食べてもそうなのに、必要以上に食べ過ぎたら胃腸にはかなりの重労働になってしまいます。キャパオーバーを起こした胃腸には、消化できないままの食べ物のカスが長時間残りガスを発生。その毒素が口周りニキビを作ってしまうのです。

食べ過ぎ・飲み過ぎはその分カロリーも摂っているわけですから体重増加も心配ですね。腹８分目を心がけましょう。

口周りのニキビの原因２．刺激物は摂り過ぎない

同じ理由で刺激物も胃腸に負担をかけるので摂り過ぎはニキビによくありません。ニンニクや唐辛子はもちろんですが、カフェインも立派な刺激物。コーヒーや紅茶が大好きで１日に何杯も飲むという人は少し量を減らしてみましょう。もしくは何杯かはノンカフェインのもの置き換えるといいですよ。

口周りのニキビの原因３．苦しい便秘がニキビも作る

毎日快食快便な時はお腹もスッキリしますしお肌もツルツル、肌艶も良くなりますよね。これは腸内環境が良いおかげで余分な毒素が体内に残っていないから。反対に消化不良を起こし便秘をすると、毒素が腸の中に残り血液に乗って全身に散らばります。これが毛穴を詰まらせてニキビの原因に。ニキビだけでなく口臭・体臭の原因にもなりますよ。

食物繊維の豊富な食べ物を摂って便秘を解消しましょう。ゴボウなど根菜は食物繊維が豊富です。ただし食物繊維をとったときは同じくらい水分もしっかりとってくださいね。水分が足らないと逆に便を固くして余計便秘になりますよ。

口周りのニキビの原因４．意外？乾燥はニキビの大敵

口周りはもともと皮膚が薄い場所。顔全体と同じお手入れではすぐ乾燥してしまいます。肌は乾燥すると肌バリアが低下しターンオーバー(肌の生まれ変わり)が上手く出来なくなります。生まれ変わりが停滞した肌は古い角質が毛穴をふさいで「乾燥しているのにニキビが出来る」という状態に。

ターンオーバーを正常化させるために、口周りの保湿を心がけましょう。化粧水・乳液など全体のスキンケアの最後に口周りだけ潤いケアをプラスするといいですよ。油分を補うクリームではなく、水分だけを補うジェルを使ってみてください。

口周りのニキビの原因５．毎月来るホルモンバランスの乱れ

女性らしさ、男性らしさを作る「ホルモン」。生理前にニキビが出来やすいのはこのホルモンバランスが原因で、口周りは特に影響を受けやすい場所です。

女性は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を分泌しています。排卵を境にこの２つのホルモンの割合が変わることで生理周期も決まってきます。

ニキビの原因となるのは「プロゲステロン(黄体ホルモン)」。排卵後～生理までの間に多く分泌されるホルモンですが、実はこのホルモンは男性ホルモンと似た働きをするのです。プロゲステロンが増えた肌は皮脂が多く作られます。男性ホルモンの影響を受けやすいＵゾーンは、皮脂によってニキビが出来やすくなるのです。

「ホルモンのせいでは仕方ないか…」と思いがちですが対策はあります！このプロゲステロンが多く分泌されると肌の水分量が低下します。水分不足が肌のターンオーバーを遅らせるので、この時期は水分保湿をしっかり行うことで口周りニキビを予防できます。

口周りのニキビの原因６．抗生物質を飲んでいる

風邪などの時に病院に行くと処方される抗生物質。花粉症などアレルギー症状がある時に処方されることもあります。抗生物質は菌を殺すものですが、この抗生物質が口周りニキビの原因となることもあります。

薬を服用することで体のバランスは当然変わります。薬の作用によって内臓が弱ってニキビが出来たり赤い湿疹ができたりすることもあるのです。「処方された抗生物質は必ず最後まで飲み切らないといけないし…」と、肌がボロボロなのに飲み続けるのは得策ではありません。かなりの肌トラブルがあるようなら一度病院の先生に相談してみましょう。薬の調節をしてくれることも多いですよ。

 

最後に