「こんなに運動しているのに全然痩せない！」と運動にあまりダイエット効果を感じられていない方も多いのではないでしょうか。ダイエットするためには運動こそが1番だ、というイメージがありますが実はそうではないんです。

ダイエットに必要なのは実は運動よりも、普段の食生活を改善する方が効果を得られることがほとんどです。ですが、ダイエット効果を得られる食生活の改善と聞くと、辛い空腹感を伴うのでは？と心配になりますね。

ですが、食事の量を減らすだけがダイエットではありませんよ。そこで今回は、運動よりも食生活を改善した方が、断然ダイエットに効果がある理由や辛いと感じない食事方法などをご紹介します。

 

運動よりも食生活の改善の方がダイエットに効果がある理由

 

運動での減量はかなりハード

ダイエットで体重を落とすときの基本は、摂取カロリーよりも消費カロリーをおおくすることです。

ところが、食生活を変えないで運動だけで体重を落とそうとすると、並大抵の運動量では摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることはできません。そうなると最初はやる気が満々の状態であっても、だんだんモチベーションが下がり、天候の悪さや体調の悪さなどをきっかけとして、行わなくなってしまいます。

もちろん日ごろから運動することは、ダイエットだけではなく健康のためにも良いので行った方が良いのですが、時間がかかったり、体への負担が大きいハードな運動は避けた方が良いでしょう。

例えば体重50kgの人が100kcal消費するために必要な運動量を見てみると、
・階段の上り下り　約16分
・ジョギング　約16分
・打ちっぱなしゴルフ　約38分
・エアロビクス　約18分
・平泳ぎ　約16分
・ストレッチ　約46分・・・

このように、比較的時間がかかることがわかります。100kcalは食事で言えばご飯をお茶碗に1杯分よりも少ない量です。

これらの運動ではそれほどカロリーを消費することはできませんから、食生活を改善し、摂取カロリーを抑えることで特別な運動をしなくても、自然と体重が落ちてくるんです。満腹感があってなおかつ摂取カロリーを抑えられるように改善していきましょう。

「食べてはいけない」で負のスパイラルに

ダイエットをしている場合、「食べてはいけない」と自分に言い聞かせている方が多いですが、「食べてはいけない」というのは間違いなくダイエットの負のスパイラルに陥ってしまいます。

「食べてはいけない」ということは、「食べたいけれど我慢しなければいけない」ということなので、非常にストレスがかかります。そのストレスのせいで逆に食べ過ぎることになり、体重が増え、反省して食べたいものを我慢する・・・こうなってしまってはダイエットを成功させることができないばかりか、ダイエット前より体重が増えてしまうことになります。

食生活改善①よく噛んでゆっくりと

辛い空腹感を味わうことなく、食べて痩せることができればいいですよね。食生活を改善することで食べながらにして痩せることができますよ。

太りやすい方や太っている方は、早食いの傾向にあります。1口当たり30回噛むようにすることで、満腹中枢が刺激され、いつもよりも少ない量で満腹感を得ることができるため、摂取カロリーを抑えることができます。

食事を始めて15～20分ほどで満腹中枢が刺激されるので、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。

食生活改善②「ながら食い」をやめる

「ながら食い」とは、何かをしながら食べるということです。例えばスマホを操作しながら、雑誌を読みながらなどですね。

こういった「ながら食い」は、食事での満足感を得ることができないため、食べる量が増えてしまいます。食べるときはちゃんと食べることに意識を集中させて食べるようにしましょう。

食生活改善③洋食よりも和食を選ぶ

油をたくさん使用する洋食よりも和食の方がカロリーも低いため、ダイエットに向いています。カロリーの高いフライものよりも、焼き魚や煮魚などを主菜として選ぶことで、摂取カロリーを抑えることができます。

また間食はダイエット中は控えるべきですが、どうしても食べたくなるときもありますよね。そんなときも洋菓子よりも和菓子を選ぶようにしましょう。

食生活改善④食べるタイミングに注意

食生活の改善は食べる素材そのものも大切ですが、食べるタイミングも大切です。

寝る前の3時間は何も食べないようにするというのは基本ですが、お仕事が遅かったりすると就寝時間と夕食時間の間に3時間も空けられないという場合もありますね。そんな場合には、夕食を2回に分けましょう。

18時頃に1回、帰宅後に1回と分けて食べます。就寝前の炭水化物は脂肪になりやすいので、炭水化物は1回目に摂って、2回目のときには消化の良いものを食べるようにするなど食事のタイミングを工夫しましょう。

 

最後に