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抗酸化作用のあるポリフェノールだけどとりすぎは逆効果!?

アンチエイジングに効果が非常に高いことで知られているポリフェノール。積極的に摂取しているという方も多いのではないでしょうか。老化予防のため、できるだけたくさん摂取すれば、それだけ効果が高くなると認識している方も多いですが、副作用が気になりませんか?

ポリフェノールはとればとるほど効果が得られるのか、それともとりすぎると副作用や効果がなくなるのでしょうか。気になりますよね。

そこで今回は、抗酸化作用の有るアンチエイジングの強い味方、ポリフェノールのとりすぎについて説明したいと思います。

 

抗酸化作用のあるポリフェノールだけどとりすぎは逆効果!?

 

ポリフェノールは種類によって効果が違う

ポリフェノールといえば赤ワインを思い浮かべる方も多いと思いますが、赤ワインだけではなく、さまざまな食品に含まれていて、その種類は実に400以上です。ポリフェノールは種類によってその効果に違いがあります。

赤ワインに含まれるポリフェノールは「アントシアニン」というもので、ブルーベリーにも含まれています。このアントシアニンは、心臓病や認知症予防、肝機能を正常にする効果があります。

女性に嬉しい美白やダイエット効果があるポリフェノールは、「コーヒークロロゲン酸」や「イソフラボン」で、脂肪燃焼や美白、美肌、女性ホルモンのバランスを整える効果があります。

400種類以上もあるポリフェノールはそれぞれ期待できる効果が違います。ポリフェノールならどれでも良いわけではなく、自分に欲しい効果を持っているポリフェノールを摂取しなければ、まるで見当違いの結果に。ポリフェノールの効果を得たいなら、自分が期待している効果を得られるポリフェノールを摂取する必要があります。

ポリフェノールのとりすぎの弊害①「イソフラボン」で女性ホルモンのバランスを崩す

ポリフェノールの中には女性ホルモンと同様の働きをする「イソフラボン」があります。ポリフェノールの中でもっとも過剰摂取に気をつけなければならないのがこの「イソフラボン」です。これをとりすぎることによって、女性ホルモンのバランスを崩し、月経周期が乱れたりするようになります。

「イソフラボン」の1日の摂取量の目安は75mgです。具体的には、納豆1パック35mg、豆腐1/2丁40mgですから、これらを目安に取り入れるようにしましょう。

女性ホルモンが減少してしまう更年期障害の方は積極的に摂取したほうが良いのですが、そうでない場合にはとりすぎには注意が必要です。特にサプリメントを利用している場合は、摂り過ぎになる可能性があります。

ポリフェノールのとりすぎの弊害②「カテキン」「アントシアニン」で胃が荒れる

緑茶に含まれる「カテキン」は、殺菌作用があるので、風邪予防にうがい薬がわりに利用している方もいるのではないでしょうか。

ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」は目の健康などに効果があるため、サプリメントを利用している方も多いのではないでしょうか。

「カテキン」も「アントシアニン」も健康効果は高いものの、とりすぎると胃が荒れたり肝機能に影響を及ぼしてしまいます。

ポリフェノールのとりすぎの弊害③「カカオポリフェノール」で糖尿病

最近女性の間で注目を集めているポリフェノールといえばチョコレートやココアに含まれている「カカオポリフェノール」です。チョコレートを食べ過ぎたり、ココアを飲みすぎてしまうと、肥満になったり、糖尿病になる場合もあります。「カカオポリフェノール」は高い抗酸化作用を持っていますが、その分カロリーも高いので、食べ過ぎ飲み過ぎは危険です。

ポリフェノールのとりすぎの弊害④「クロロゲン酸」で肥満になる

コーヒーに含まれているポリフェノールである「クロロゲン酸」は過剰に摂取すると脂肪をためこみやすくなり、肥満体型になる恐れがあります。これはブドウ糖を調節するホルモンの働きが鈍くなってしまうことが原因といわれています。

「クロロゲン酸」が含まれているコーヒーにはカフェインも含まれていますから、そういった面からも飲み過ぎはあまりおすすめできません。1日3杯程度にしておくようにしましょう。

ポリフェノールのとりすぎの弊害⑤ポリフェノールの適切な摂取量は?

ポリフェノールの適切な1日の摂取量は1500mgが理想です。目安としては緑茶なら100mlあたり115mg、コーヒーでは200mgのポリフェノールが含まれています。1日の理想摂取量を毎日クリアすることはなかなか難しいですが、食品からではなくサプリメントを利用すると過剰摂取になってしまう場合もあります。

一般的な食生活を送っている限り、ポリフェノールを過剰摂取することはまずありませんし、多少であれば多めに摂取しても特に副作用の心配はまずありません。ポリフェノールは摂取しても長時間効果が持続せず、2~3時間程度と短時間ですから、1度にたくさん摂取するのではなく、小分けにして摂取することがポイントになります。

 

最後に

アンチエイジングや健康や美容に非常に効果の高いポリフェノールですが、必要以上に摂取しすぎてしまうと、いろいろと体に悪影響を及ぼしてしまうようですね。

ただし、一般的な食生活をしている限り、過剰摂取になることはありません。今回ご紹介した副作用は、常識を超えるレベルに過剰摂取した場合のものです。ですから副作用を恐れるあまり、ポリフェノールの摂取を控えるということはしなくても大丈夫ですよ。

抗酸化作用のあるポリフェノールだけどとりすぎは逆効果!?

①ポリフェノールは種類によって効果が違う
②「イソフラボン」で女性ホルモンのバランスを崩す
③「カテキン」「アントシアニン」で胃が荒れる
④「カカオポリフェノール」で糖尿病
⑤「クロロゲン酸」で肥満になる
⑥リフェノールの適切な摂取量は?