肌の乾燥が酷くてかゆみが治まらない時の6の改善対策

冬になると空気が乾燥してきてお肌はカサカサ!さらに乾燥が進むと痒みが出て我慢できない酷い痒みになる時もあります。そんな時、みなさんはどうされていますか?

痒いから掻いてしまうのはNGです。痒い時は痒み止めのお薬を塗る方も多いはずです。しかし、その痒みが単に乾燥による痒みではない場合もあります。そこで、痒みの原因とお肌と乾燥の関係を理解した、肌の乾燥が酷くてかゆみが治まらない時の6の改善対策を紹介します。

 

肌の乾燥が酷くてかゆみが治まらない時の6の改善対策

 

①乾燥肌の原因とNGスキンケア

私は乾燥肌だから冬は乾燥が進み、痒みが酷くなると思っている方もいると思います。乾燥肌なので保湿が重要と思い1年中保湿している自称乾燥肌の方もいます。しかし、その保湿が乾燥や痒みの原因を造っている可能性があります。

▼お肌の乾燥要因

○皮脂量の低下
お肌のバリア機能の役目を果たす、皮脂膜を作る皮脂の分泌が低下すると、バリア機能が弱まりダイレクトに刺激が角質層に伝わり、乾燥や痒みの原因に繋がります。

○NFM(天然保湿因子)量の低下
NMFは、お肌の水分を抱え込んで、お肌の水分量を一定に保つ役目をはたしています。NFM量の低下は水分低下に繋がお肌の乾燥を招きます。

○角質細胞間脂質の減少
角質細胞間脂質の大部分はセラミドです。セラミドは、お肌の細胞と細胞の間を埋めるセメントの役目と水分を繋ぎ止める保水機能を担っています。保湿化粧品にセラミドが配合されているのはこの為です。

▼乾燥の原因を造るNGスキンケア

○勘違い保湿
身体の中から乾燥対策のつもりで水分大量摂取!これは冷えの原因になり、逆にお肌の乾燥を招く可能性があります。乾燥しているから、お肌に直接、水や化粧水を頻繁にスプレーする。逆にお肌が乾燥します。

○飲むセラミドやコラーゲンなどの美容ドリンク
セラミドやコラーゲンを口から摂取しても直接お肌のセラミドやコラーゲンは殆ど増えません。美容ドリンクのコストは、美容液に回しましょう。

○リキッド&クリームタイプのファンデーションで乾燥対策
油分の多いリキッド&クリームタイプのファンデーションで、お肌に蓋をして水分を逃がさないつもりかもしれませんが?これはNGです。リキッド&クリームの界面活性剤がセラミドを溶かして逆に乾燥に繋がる可能性があります。

②痒みの原因と乾皮症

冬にお肌が乾燥してカサカサになり痒みが出る症状を乾皮症と言います。これは、老人性乾皮症といって、冬の乾燥や年齢による皮脂分泌の低下が原因の場合と、バスタイムや洗顔で自らお肌を摩擦して乾皮症の原因を造っている場合があります。

他にも痒みの原因としては、虫刺されやアレルギー、アトピー性乾皮症などがあります。乾燥が原因の痒みと思っていても、アレルギーやアトピー性乾皮症は、自分では判断が難しいので痒みが酷い場合は、自己判断せず皮膚科を受診しましょう。

③痒みの原因はストレス?ストレスと痒みの関係

乾燥肌の原因はストレスが原因の場合があります。お肌の乾燥が進み痒みが酷くなれば、痒み自体がストレスになります。そこで掻きむしってしまえば肌トラブルが深刻になる可能性があります。

ストレスは、我慢して良いストレスと我慢しない方が良いストレスに分かれます。我慢して良いストレスとは、我慢して克服すれば、ご褒美の『ドーパミン』分泌と代償や栄誉が得られるストレスです。例えばオリンピック選手は、練習中は体に大変なストレスが掛かりますが、我慢して練習に励めば金メダルという栄誉が得られる可能性があります。痒みの場合で言えば、ニキビが痒くなった時、掻いてしまうとニキビ跡になる可能性がありますが、我慢をすれば美肌が手に入ります。

逆に我慢しない方が良いストレスは、我慢しても代償&栄誉や快感が得られないストレスです。例えば、ニートやヒモのような恋人との金銭トラブルや中小企業のオーナー社長によるセクハラのように、我慢してもプラス材料が乏しく、転職や別の恋人を探すなど、我慢せず代行案がすぐ見つかるような場合がそれです。

お肌の痒みは掻く事は我慢して、代行案として痒み止めの薬を塗るか病院で治療しましょう。

④乾燥による痒みは食事で改善

痒みの原因はヒスタミンという成分が関係しています。痒みを抑えるためには、ヒスタミンの分泌を抑える食材を摂取すれば良い訳です。ヒスタミンの分泌を抑える食材は、キャベツ、オレンジ、レモン、ブロッコリー、小松菜などがあります。そこで乾燥肌と痒みに効くレシピを紹介します。

▼オレンジ&ミルクゼリー

○材料
・牛乳1/4カップ
・オレンジジュース1/4カップ
・砂糖小さじ1
・ミントの葉少々
・粉ゼラチン小さじ1
・水大さじ1

○作り方
❶水とゼラチンを容器に入れ戻す(10分)
❷牛乳、オレンジジュース、砂糖を耐熱容器に入れ1分30秒レンジで加熱したあと、❶を加え混ぜる
❸冷蔵庫で冷やし固めて、最後にミントをのせれば完成です。

※ミルクのカルシウム&タンパク質とオレンジのビタミンC&抗ヒスタミン作用が乾燥肌と痒みに効果的です。

⑤乾燥&痒みには石膏パックが効果的

乾燥には保湿が重要と思い各種パックを定期的に行っている方も多いと思います。しかし、乾燥の主要因には、お肌の摩擦が挙げられます。パックは、少なからずお肌に摩擦を及ぼします。特に毛穴用ピールオフパックやコットンでパッティングする行為は、乾燥の原因に繋がります。

そこでお勧めなのが、石膏のように固まる保湿パック。このタイプのパックなら成分の浸透性に優れており、保湿効果が高くヒンヤリして抗炎症効果もあるので痒みを抑えてくれます。

⑥乾燥肌改善にはバスオイル入浴

乾燥肌の原因は上記で何度も触れているように、お肌への摩擦が挙げられます。お肌を摩擦する2大行為が洗顔とバスタイムです。特にバスタイムは全身を洗うので、ボディブラシやナイロンタオルで洗っている方は要注意です。

▼バスオイルで全身リフレッシュ&保湿

○ジュニパーバスオイルの作り方(1回分)
・材料・ヘーゼルナッツ油小さじ1、ジュニパー(精油)20滴
・上記材料を蓋つきの瓶に入れて、良く振って混ぜ合わせる。

○バスオイルの使い方。
❶最初に、軽くシャワーで汚れを落とした後、上記バスオイルをバスタブ入れよく混ぜます。
❷バスタブの中で両手を使いマッサージするように全身を優しく洗います。
❸バスタブを出て洗い流さず、そのままタオルで水分を拭いて完了です。

※ボディブラシなどを使わなくとも、手で洗えば汚れは殆ど落ちます。バスオイルの保湿効果で乾燥&痒みも予防出来ます。

 

最後に

いかがでしたか?乾燥による痒みは掻くのはNGです。掻けば掻くほど肌トラブルは深刻になります。痒みが酷い場合は、自己判断せず皮膚科の医師に相談するのがBESTです。スキンケアや生活習慣の摩擦がお肌の乾燥&痒みに繋がりますので、お肌のへの摩擦はないか?ご自分の行動を再チェックしてみましょう。

肌の乾燥が酷くてかゆみが治まらない時の6の改善対策

①燥肌の原因とNGスキンケア
②痒みの原因と乾皮症
③痒みの原因はストレス?ストレスと痒みの関係
④乾燥による痒みは食事で改善
⑤乾燥&痒みには石膏パックが効果的
⑥乾燥肌改善にはバスオイル入浴