第一の原因は生理メカニズム自体の女性ホルモン増減が肌荒れに繋がります。さらに生理中のストレス、冷え、便秘、血行不良が肌荒れや吹き出物の原因になります。これらの原因で起こる肌荒れを治す対策をレクチャーします。
生理が原因の肌荒れを治す5つの対策
①生理中の女性ホルモン増減が原因の肌荒れ対策
生理前はプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されて、皮脂の分泌が盛んになり、顔や口の周りに吹き出物やニキビが出来やすくなります。さらにホルモンバランスが乱れて新陳代謝が悪くなり、肌荒れに繋がります。
月経周期が乱れると女性ホルモンのバランスも崩れます。これが肌荒れや吹き出物の原因になります。ご自分の月経周期をメモして把握しましょう。現代の仕事熱心な女性に起こりうる月経周期の乱れ、誘発しない為に睡眠をタップリ取りましょう。
質の良い睡眠をタップリ取るには?
○夜ふかしせず、早起きして日光を浴びる。
○無理に眠ろうとせず、睡魔に身を委ねる。
○睡眠時間に個人差あり!時間よりグッスリ眠った質を重視する。
○なるべく決まった時間に寝起きして、休日も同時刻に起床する。
②生理中の冷えが原因の肌荒れ対策
冷えは生理中でなくとも肌荒れや健康を損なう原因になります。特に生理中は女性ホルモンや自律神経のバランスの乱れによって血液循環が悪くなるため、冷えに繋がります。冷えを放っておくと冷え性になり、肌荒れの他に便秘やムクミなど、健康を害する原因にもなります。
冷えを改善する方法は?
○水分の飲み過ぎに注意!
水分を取り過ぎると確実に冷えに繋がります。生理前の黄体期はプロゲステロンの分泌が増える為、手足の末梢が冷えやすくなっています。夏でも冷たい緑茶や冷たいフルーツは避け、温かい飲み物を適量摂取しましょう。
○適度な運動を心掛ける。
生理中は激しい運動は避けますが、普段から適度な運動を習慣にしましょう。エレベーター&エスカレーターを使わず階段を使ったり、一駅分ウォーキング代わりに歩いたり、お風呂の前にストレッチしたり。女性は筋肉量が落ちやすく、冷えに繋がりやすいので、適度な運動を習慣にしましょう。
○塩と油を適度に摂取する
塩と油、美肌と健康の為に避けている女性も多いのではないでしょうか?しかし冷え改善には良質の油と適量の塩が必要です。エゴマ油やオリーブオイルを調理に使用しましょう。生野菜の取り過ぎは冷えに繋がります。なるべく漬物を食べて塩分も補給しましょう。
③生理が原因のストレスで起こる肌荒れ対策
生理前や生理中は女性ホルモンのバランスが乱れて、自律神経に影響を与え情緒不安定になったり、イライラしたりストレスが溜まり肌荒れの原因になります。ストレス軽減に努めましょう。
生理前&生理中のイライラ&ストレス軽減方法
○アロマバスでリラックスバスタイム
就寝1~2時間前の入浴で副交感神経を刺激し、自律神経のバランスを調整します。体温&代謝が上がり、ホルモンバランスが整います。ひとりのユッタリした時間が確保出来てストレス軽減に繋がります。
⇒アロマバスの入り方
全身浴でも半身浴でもご自分の好みでリラックス出来る方を選んで下さい。湯船にお湯を張り(コチラもお好み温度)アロマオイル(精油)を3~5滴お湯に入れて、 精油はお湯に溶けないのでよくかき混ぜて入浴します。
※ストレスに効果的な精油はラベンダー、カモミール、ネロリ、ジャスミン、等ですが、ご自分のリラックス出来る香りをチョイスしましょう。
○月光浴でストレス軽減
月経周期や皮膚細胞の再生周期とリンクしている月の軌道。太陽の光は美肌の敵ですが月の光は美肌の友です。月光浴は肌細胞が活性化され、セロトニンが分泌されてストレス軽減に繋がります。
⇒月光浴の方法
月の光が当たる窓際で横になり、リラックスして下さい。又はあぐらをかいて3分前後瞑想するのもお薦めです。その後就寝すれば快眠にも繋がります。
④生理が原因の便秘による肌荒れに効果的な食べ物
生理前に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、腸のぜん動運動を抑える働きがあり、便秘による肌荒れの原因になります。
ここで注意したいのが、便秘だから水分を大量に摂取したり、ヨーグルトや生野菜を無理に食べること。水分の大量摂取は冷えに繋がりますし、嫌いな食べ物を無理に取るのはストレスになります。さらに生理中は腸管の動きが活発になり下痢をしやすくなり、コチラも肌荒れの原因になります。普段からバランスの良い食事を心掛けましょう。
便秘に効く食べ物
○ヨーグルト
乳酸菌が腸内に届き整腸作用が便秘改善に効果的です。
○納豆
脂質の代謝促進、整腸作用もあり美肌にも効きます。
○ひじき
カルシウムの含有量が海藻類では一番!便秘と美肌に効果的です。
○黒ゴマ&黒豆
黒食材は食物繊維が豊富で、整腸作用があります。
⑤生理が原因の血行不良による肌荒れは医師に相談
血行不良は、肌荒れの他に冷え性、貧血、低血圧、肩こりといた原因にリンクしており、血管系の重大な疾患、心筋梗塞や脳梗塞にも発展しかねません。
生理中に肌荒れが酷く、肩こりや首がこり、冷え易いといった症状が頻繁に起こるようなら、病院で医師に相談しましょう。生理前に上記の症状や腹痛や頭痛、イライラが酷い場合はPMS(月経前症候群)の可能性があります。コチラも我慢せず医師に相談しましょう。
最後に
生理の時は女性ホルモンのバランスが乱れて、肌荒れ以外にも健康に関する様々な症状が現れやすくなり、そしてこれらの症状は互いにリンクしています。
しかし一つの原因を改善すれば他の症状が改善されるとは限りません。普段のバランスの良い食事とタップリの睡眠で健康状態をキープする事が生理中の肌荒れ予防にも繋がります。そして生理中はユックリ休養を取りリラックスしてストレス軽減に努めましょう。
生理が原因の肌荒れを治す5つの対策
①生理が原因の女性ホルモンの増減で起こる肌荒れ対策
②生理が原因の冷えで起こる肌荒れ対策
③生理が原因のストレスで起こる肌荒れ対策
④生理が原因の便秘による肌荒れに効果的な食べ物
⑤生理が原因の血行不良による肌荒れは医師に相談