お手入れを頑張って睡眠もとっているのに、肌がニキビでボロボロ…。「ニキビが出来やすい肌だから仕方ない」と諦めるのは早いです。もしかしてタバコを吸っていませんか？

タバコはニキビの大敵です！どんなにお手入れや生活習慣を整えても、タバコを吸っているだけで台無しになってしまいます。美肌の大敵であるタバコとニキビの関係と改善対策についてトコトンご紹介します！

 

タバコはニキビの大敵！その原因と改善対策

 

タバコの原因：ニコチンやタールの恐ろしさ

「タバコは体に悪い」というのは誰でも知っていますよね。この「体に悪い」が肺がんなどの病気だけに当てはまると思ったら大間違い。肌にも多大な悪影響を及ぼすのです。

タバコに含まれる成分で「ニコチン」という言葉を聞いたことがあると思います。ニコチンは血管を収縮させる作用がありますが、これが大問題。血管が狭くなると当然血液の流れが悪くなります。すると肌の隅々まで栄養や酸素を運ぶことが出来なくなり、肌は干からびて荒れた畑のような状態です。こんな肌では、ニキビが出来ない方が不思議です。

遠い将来の病気の可能性を言われてもピンと来なくて禁煙できない人も、「肌荒れでニキビが出来やすくなる」と言われたら「ツルツル肌になるなら禁煙しようかな」と思えるのではないでしょうか？

タバコの影響：ターンオーバーの遅れで肌が分厚くなる

ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのこと。大人になるとこれがどんどん停滞気味になります。タバコを吸うと肌の力自体が弱まるので、さらに遅れます。古くこびりついた角質は毛穴をふさぎニキビを作ります。さらにそのニキビがニキビ跡になり、いつまでも肌に黒い影を作ってしまいます。

タバコの影響：バリア機能の低下で肌は無防備に

生活していると紫外線や汚い空気など、様々な刺激を肌に受けます。この刺激から肌を守るのが「肌バリア」。肌細胞が隙間なくふっくらしているとこの肌バリアが正常に機能するのでニキビも出来にくいのですが、タバコを吸うと肌バリア機能が低下します。肌に蓋が無い状態なので水分も失われて、乾燥による大人ニキビも出来やすくなるんですね。

タバコの影響：タバコは美肌に欠かせないビタミンＣを破壊する

ニコチンやタールは体にとって「毒」です。この毒をやっつけようと体内では活性酵素を作り出します。活性酵素はそれ自体が細胞を傷つけるので抑えないといけないのですが、その時に体内のビタミンＣを大量に消費します。

ビタミンＣと言えば美肌には欠かせませんよね。アクネ菌の殺菌や免疫向上をしてくれる、ニキビ肌にはどれだけでも補給したい栄養素です。しかしタバコを吸えば吸うほど、体内のビタミンＣは減っていってしまいます。

タバコの影響：ニコチン不足でイライラ、イライラ…

ストレスはニキビに悪影響です。イライラするとニキビがうずくような感覚を持つ人も多いですよね。タバコは吸える時間・場所が限られていることが多いので、喫煙者は常に「いつどこでタバコを吸えるか」を考えています。これが思い通りに吸えないと、途端にイライラ。タバコは吸えないイライラを止められない中毒性を持つ、とても恐ろしいものなのです。

タバコの影響：自分が吸わなくても、副流煙で肌は汚されている

タバコの煙はニオイがするだけではありません。あの煙の中に膨大な量の有害物質の粒子が含まれています。自分が吸わない人でも喫煙者の煙を受けていると、その微粒子が髪にも肌にも付着します。付着するだけでなく、肌にはり付き毛穴に入り込み、毛穴を塞ぐこともあります。もしタバコの煙の微粒子を目で見ることが出来たらと考えると、寒気がするほどですよ。

タバコのニキビ改善対策①解毒作用のある野菜がある！

有害だらけなニコチンですが、この毒素を解毒してくれる野菜が実はあります！それは「アスパラガス」。アスパラガスはニコチンを体内で「メチルニコチン」という無害化した物質に変える作用があります。もちろん食べたからと言って毒素がゼロになるわけではありませんが、かなり軽減することはできます。

タバコのニキビ改善対策②水分で毒素を洗い流そう

水分摂取が少ないと、尿の量が減ります。排尿は体の不要物を排出する行為。体内の毒素を早く出してしまうためにも、水分をたくさん摂って毒素を体から洗い流しましょう。

タバコのニキビ改善対策③外出しなくても日焼け止めを塗る

素肌は裸で過ごしているようなもの。そんな無防備な状態ではタバコの煙も肌につきますし、様々な刺激でニキビを悪化させます。外出しなくても服を身に着けるように、肌には常に日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めは紫外線を防ぐだけでなく、汚い空気が直接肌に付着するのを防ぐ効果がありますよ。

 

最後に