いつでもどこに行く時でもまずトイレの場所を探す、そうしないと落ち着かない…自宅にいる時は良いのですが、外出先などお友達と楽しい時間を過ごしていてもそんな風にすぐトイレ、ではせっかくの楽しみも半減です。
トイレを気にしない生活をできるように、自分で出来る対処法を実践してみましょう。
トイレが近い女性が自分でできる5の対処法
トイレが近い時の対処法①水分量に気を付けよう
あなたは日ごろから水分をよくとる方ですか?「私は普段からあまり水分をとらない」というかたは水分をいつ、どれくらいとっているか本当に把握できているでしょうか?
水分というのは意外と自分が思っているよりもとっています。コップで飲むお水やお茶だけが水分ではありません。朝飲む一杯のコーヒーも水分ですし、夜のお楽しみのビールだって水分です。そしてトイレの近さに一番影響するのがこの水分量なのです。
飲めば出る、当たり前のことですがこれがなかなか気付きにくいです。水分を取れば膀胱では尿がどんどん作られます。1回の排尿量は200ml前後と言われています。例えばいつもより余分に500mlのペットボトルのお茶を飲んだとしましょう。そうすると単純計算でトイレに行く回数が2回~3回多くなるのです。この水分量に気を付けるだけでかなりトイレの回数が少なくなります。
トイレが近い時の対処法②カフェインのとり過ぎに注意
せっかく水分量に気を付けても、カフェインが入っている飲み物をよくとるようでは効果が半減です。カフェインには利尿作用があり、尿をより多く作り出してしまいます。コーヒー、紅茶、緑茶などに多く含まれていますね。トイレの回数で悩んでいるかたはなるべくこれらの摂取量を減らしましょう。
コーヒーや紅茶はノンカフェインのものがたくさん売られています。今のノンカフェインは味もおいしく飲みやすいものが多いですね。最近健康的と注目されているルイボスティーもノンカフェイン。妊婦さんも安心して飲めることで有名になりました。こちらも飲みやすいのでお勧めです。お茶は緑茶ではなく麦茶やほうじ茶を選びましょう。
トイレが近い時の対処法③間隔をあけよう
トイレに行きたい、そう思ったら早めに行っておこう、とすぐにトイレに行っていないでしょうか?もちろん極度の我慢は体によくありません。ひどいと膀胱炎という病気になってしまうこともあります。しかし、あまり早め早めに行ってしまうのは考え物です。
膀胱に少ししかたまっていない状態、たとえば200mlでトイレに行きたいところを100mlで毎回トイレに行ったとしましょう。その状態がずっと続くと条件反射で膀胱が敏感に働いてしまいます。200mlで「トイレに行くべき」と信号を送るところなのに、毎回100mlで「トイレに行くべき」と信号を送ってしまうのです。これでは1日5回で済むトイレが1日10回になってしまいます。切羽詰まっていなければなるべく我慢してみることも必要です。
トイレが近い時の対処法④骨盤底筋を鍛えよう
骨盤底筋(こつばんていきん)という言葉を聞いたことがありますか?骨盤底筋とは骨盤底を構成する筋の総称で尿道括約筋や肛門挙筋など大事な部分です。
ここがゆるむと排尿や排便を自分でコントロールしきれなくなり尿漏れやトイレが近い、という状態が起きてしまいます。妊婦さんや産後ママさんが尿漏れしてしまうのもこれが原因。太り過ぎや加齢によっても起こります。ここを鍛える体操があるのでチャレンジしてみるといいでしょう。
トイレが近い時の対処法⑤それでも改善しないなら病院へ行こう
水分量も減らしたしカフェインもとってない、回数も意識して体操もしているのに、まだトイレが近い…そうなるとなんらかの病気の可能性があります。
トイレが近くなる病気として膀胱炎、糖尿病などがあります。お近くの泌尿器科を受診しましょう。泌尿器科は男性の診療科じゃないの?というイメージをお持ちのかたも多いですが、女性もたくさんいますので安心してください。
特に膀胱炎に関しては抗生物質を飲めば治ります。今まで悩んでいたのは何だったのか、というくらいスッキリ治りますので早めに受診しましょう。内科でも検査できますがやはり専門の泌尿器科が良いでしょう。
最後に
意外と気を付けるべきポイント・対処法があったのではないでしょうか?
トイレが近いというのはなんだか恥ずかしくて人に相談しにくいことですよね。だから苦痛に感じているけれど、なんとなくその状態を我慢し続けている方も多いと思いますが、気を付けるべきポイントを自分で知っているとかなり改善されてきます。
トイレに振り回されない快適な日常生活を手に入れましょう。
トイレが近い女性が自分でできる5の対処法
①水分量に気を付けよう
②カフェインのとり過ぎに注意
③間隔をあけよう
④骨盤底筋を鍛えよう
⑤それでも改善しないなら病院へ行こう