子供はすぐトイレに行きたがるイメージがありますが、子供でも２時間以内にトイレに行くことが続くようなら頻尿の状態です。

トイレに頻繁に行きたがる我が子を見ると不安になりますが、実は意外とたくさんのママが経験しているんですよ。ママとお子さんが１日も早く快適な毎日を取り戻せるように、子供が頻尿になった場合の改善対策をご紹介します。

 

子供が頻尿？その原因と６の改善対策

 

子供の頻尿の原因①急性膀胱炎という病気

子供が頻尿になる場合、大きな原因は２つありその１つが急性膀胱炎です。急性膀胱炎は膀胱内で悪い菌が繁殖し炎症を起こしている状態。炎症を起こしている膀胱は少しの尿がたまっただけで刺激となり尿意も感じるので頻繁にトイレに行きたくなってしまうのです。

遊びに集中し過ぎてトイレを我慢し続けると、本来オシッコと一緒に排出するべき悪い菌を長時間膀胱内に留めてしまいます。そのせいで膀胱が炎症を起こし急性膀胱炎になってしまうのです。

子供の頻尿の原因②実は多い。心因性による頻尿

もうひとつの原因が心因性です。子供がなる頻尿は、こちらの方の確率が高いです。「心因性なんて私の子育てが間違っていたのか…」なんて不安になる必要はありませんよ。子供は本当にちょっとしたことがきっかけで心因性の頻尿になります。

お漏らしをしてしまったなどの経験が原因となり子供なりに緊張し、膀胱の「トイレに行きたいセンサー」が敏感になり過ぎているのです。

子供の頻尿の改善策①急性膀胱炎なら意識して水分をとる

急性膀胱炎は抗菌薬が処方されるのでそれを決められた期間しっかり飲みます。症状が落ち着いたからと途中で飲むのをやめてしまうと再発しやすくなってしまうので必ず最後まで飲み切りましょう。

もう１つ大事なことが水分。この時ばかりはなるべくたくさんの水分をとらせてじゃんじゃんトイレに行かせましょう。水分が膀胱内をキレイに洗い流してくれるので早くスッキリします。

薬で治っても繰り返さないように注意が必要です。遊びに集中し過ぎているときは声をかけて休憩を挟むなど、我慢し過ぎない環境づくりを心がけましょう。

子供の頻尿の改善策②「また？」と言わない

１時間や２時間の間に何回も「トイレ」と言われるとつい「また行くの？」と言ってしまいたくなりますが、ここはグッと我慢しましょう。

せっかく自分からちゃんと報告しているのに「また？」と言われては子供にはプレッシャー以外の何ものにもなりません。「お母さんに怒られている」と感じ、不要な我慢をしてしまいますから「また？」はＮＧワードです。

子供の頻尿の改善策③トイレの話題を出さない

頻繁なトイレコールに「トイレに行っておく？大丈夫？」とこちらが先回りして聞きたくなりますが、これも我慢。せっかく本人がトイレを意識していなくても「トイレは？」と聞かれてしまったからには行かないと不安になってしまいます。

前回トイレに行った時間と水分量を考えてまだ大丈夫そうならそっとしておきましょう。

子供の頻尿の改善策④お漏らししても怒らない

失敗されると、ましてやそれがカーペットの上だったりお店の中だったりしたら怒りたくなりますよね…。しかし本人はお漏らししただけでショックを受けています。そこでさらに怒られては「次も漏らしたらどうしよう」と余計緊張させてしまいます。

こんな時こそ優しく接してあげましょう。失敗しても怒られなかったという経験は頻尿を改善させてくれるはずです。

子供の頻尿の改善策⑤何かに集中させる

お子さんは大好きなテレビを観ている間もトイレに行きたがりますか？たぶんそんな時はトイレコールが起きないのではないでしょうか？テレビだけでなく遊園地や好きなスポーツ中など、何かに集中しているときは頭の中からトイレのことは消えているので不思議なほどトイレに行かなくなります。

集中している状況でない場合、本人の気をトイレからそらすことが大事。極端な話、暇だからトイレのことを考えてしまうのです。遊びにあきそうだったら違う遊びに誘ってみたり、お手伝いをお願いしてみたりすると良いですよ。

子供の頻尿の改善策⑥ママも何かに集中する

怒らないようにしよう、トイレを気にさせないようにしようと子供に接していても、ママが内心ハラハラと心配していると空気がピリピリと緊張します。これでは子供はリラックスできません。

子供だけでなくママも何かに集中してトイレのことを頭から追い出しましょう。

 

最後に