身体の中のデトックスがきちんと行われていないと代謝が下がり太りやすくなるばかりか、肌荒れやニキビといった肌トラブルの原因になっていることもありますよ。身体の内側が原因で肌荒れが起こっている場合、どんなスキンケアを頑張っても意味がありませんよね。
そこで今回は、食材で身体の内側からデトックスする方法をご紹介します。この方法を実践すれば、お肌が生き生きと美しく蘇る美肌効果だけでなく、ダイエットや健康効果も期待できますよ。
デトックス食材の効果で美肌を手に入れる5の方法
そもそもデトックスって?お肌との関係は?
デトックスとは、体内にたまった毒素を排出すること。ダイエット目的で行うことが多いイメージですが、その効果はダイエットだけでなく、美容や健康、特にお肌にもよい効果があるとして話題を呼んでいる健康方法です。
主に私たちの身体は、便や尿、汗、皮膚といったところから代謝、排泄が行われ、その結果、身体の中の毒素を外に出しています。毒素が体内にたまると、栄養が吸収されず、どれだけ美容健康に気を遣っても、栄養の吸収代謝がうまくいかず、身体もどんよりとして元気がなくなり、お肌にもハリがなくなってしまいます。
美肌のカギは腸内!食物繊維を含んだ食材でデトックス
便秘気味だと吹き出物が出たり、ニキビができたり、皮脂が多くなったりとお肌トラブルで悩まされるという方も多いのではないでしょうか。
デトックスがうまく行われず、腸の動きが悪くなり、便や老廃物がたまると、腸内のリンパや血の流れが悪くなり、代謝がぐんと下がります。腸内には、身体の重要なリンパや血管が密集しており、ここの流れが悪くなると、お肌や髪の毛といった目に見えるところに現れてきます。
腸内環境を整え、腸内の老廃物を排泄するデトックス活動がきちんと行われると、新陳代謝が活発になり、お肌のターンオーバーもよくなります。代謝が良くなると、血流もよくなるので、お肌につやや潤いを与える効果もあります。
そのためには、まずはお通じを良くし、腸内にたまったカスを排出することが重要です。その時役に立つのが食物繊維。食物繊維は便のカサになるだけでなく、腸内環境を整え、腸内にたまった余分な脂肪分やコレステロールといった物質も併せて排泄してくれます。
一言に食物繊維といっても水溶性と非水溶性と2種類あり、この2つの繊維をバランスよく摂ることがデトックスの秘訣。理想の比率は水溶性:非水溶性=1:2といわれています。
【水溶性食物繊維を含む食材】
・ごぼう、大根、レンコンといった根菜類
・寒天、こんにゃく、ところてんなど
【非水溶性食物繊維を含む食材】
・きのこ
・緑黄色野菜全般
・果物類
肌のアンチエイジングに!血管内をデトックスする食材
血管内のデトックスがうまく行われないと、血管内に活性酵素がたまり、お肌を老けさせる原因になります。活性酵素は血管を酸化させ、いわゆる老化現象を引き起こす原因になります。
特に顕著に表れるといわれているのがお肌で、放っておくと20代から肌の老化は進むとされています。老化が進んだ肌は、ハリがなくなって乾燥したり、しみやそばかすが増える、しわやたるみができ艶のないお肌になっていきます。
そこで血管内をデトックスする食材を摂り、活性酵素を除去することでお肌のアンチエイジング、つまり、いつまでも活き活きとした美肌をキープすることが出来るのです。
抗酸化作用の有る食材としては、にんにく、しょうが、玉ねぎといったアリシンと呼ばれる成分を含んだ食材が挙げられます。独特の香りと刺激が、血液をサラサラにし、血管内の悪い物質を除去する効果があるのです。疲労回復にも効くので、毎日の健康維持にもお勧めの食材です。
野菜や果物に含まれる、ビタミンやポリフェノール、リコピンといった物質も、身体の酸化を防ぎ、血管内をデトックスする効果があります。特に、ブロッコリーや小松菜、カボチャやアボカドなどが、美肌効果が高くおすすめの食材です。
肌のくすみの原因は肝臓!肝機能を強化する食材でデトックス
肝臓は体内に侵入した毒素や有害物質を濾過し、血管内に入らないようにするいわばフィルターの様な役割を果たしています。肝機能が低下すると、身体の中に毒素がどんどんたまり、血液ドロドロになり、お肌がかさかさと乾燥し、潤いがなくなります。
よく肝臓疾患を患うと、黄疸が出たり、肌の色が土気色になったりしますよね。これは肝機能が低下したことで、皮膚の生成がうまくいかず、色が変色してしまったことが原因です。肝臓が弱ると、肌の血色が悪くなったり、しみ、くすみなどの原因にもなります。紫外線対策をばっちりしているのに、シミが増えたり、肌の色が黒ずんで来たら、肝臓が弱っているサインともいえます。
肝機能を高めると、体内のデトックス機能を高めると、肌の代謝も活発にし、美白、美肌へと導くことが出来ます。
肝臓に良い食材として有名なのがしじみですね。タウリン、アミノ酸、おルチニンといった成分が解毒をサポートし、肝機能を強化します。二日酔いの翌日にはしじみの味噌汁を、といわれるようにアルコールの分解、排泄にも役立ちます。他にも同じ効果を持つ食品として、アサリや牡蠣、いかやたこといった魚介類も効果があります。
また、トマトに含まれることで有名なリコピンも肝機能を強化し、デトックスを促します。他にもニンジン、ホウレン草といった緑黄色野菜は肝機能を強化する働きがあるので積極的に取り入れたい食材です。
ストレスは肌荒れの原因!心をデトックスする食材
お肌に元気がなくなる原因は内臓だけではありませんね。心も健康でないと、お肌もイキイキと美しくはなれません。
不安や緊張、悩んだり思いつめたりすると、自律神経の働きが低下、循環器やリンパのめぐりが悪くなります。その結果、お肌の隅々まで栄養がいきわたらず、お肌のターンオーバーが乱れ、敏感肌になってしまったりニキビや吹き出物がたくさん出てきてしまうことにも繋がります。
デトックス食材の中には、メンタル面をデトックスする食材、つまりストレスに効き、リラックス効果を持つ食べ物が存在します。こういった食材を摂取することで、日ごろからストレスを溜めないよう心のデトックス、浄化を行うことでお肌もイキイキと美しく保つことが出来ます。
代表的な食材が、エノキ、しめじ、シイタケなどのキノコ類です。キノコはストレスを解消しリラックスを促すホルモンセロトニンの生成を助け、腸内環境を整える効果を持っています。
また、グレープフルーツ、レモン、みかんなどの柑橘類にも、疲労回復、精神安定効果があり、お勧めの食材です。香りを嗅ぐだけでもリラックス効果があるので、アロマとして取り入れるのもgood。同じくセロリにもイライラを鎮めストレスを緩和する効果があり、精神疲労時にお勧めです。
最後に
肌は内臓の鏡とも呼ばれ、美しいお肌を手に入れるためには、身体の中を美しく保つ必要があります。どんなに高価な化粧品やスキンケアをしていても、身体の中が老廃物でいっぱいではお肌はいつまでたっても答えてくれません。
今回ご紹介した食材でデトックスを行うことこそ、美肌への近道といえますね。
デトックス食材の効果で美肌を手に入れる5の方法
そもそもデトックスって何?お肌との関係は?
美肌のカギは腸内!食物繊維を含んだ食材でデトックス
肌のアンチエイジングに!血管内をデトックスする食材
肌のくすみの原因は肝臓!肝機能を強化する食材でデトックス
ストレスは肌荒れの原因!心をデトックスする食材