頻尿と上手に付き合う6つの対策

トイレが近い状態を「頻尿(ひんにょう)」といいます。トイレが近いというのはたまたまその時だけならいいのですが、慢性的になるとそれは「快適な日常生活」とは言えなくなりますね。

トイレを気にしない生活をしたい!そんなかたに試していただきたい対策法をまとめてみました。

 

頻尿と上手に付き合う6の対策

 

頻尿対策①まずは病気じゃないかをチェック

ただ単にトイレが近いと思っていたら実は病気だった、ということも実はよくあります。代表的なのが急性膀胱炎。バイ菌がオシッコの出口である尿道口から膀胱に侵入することによって起きる炎症で、女性にはよく起こる病気です。

病気の場合は病院の受診がマスト。まずは膀胱炎をはじめとする病気による頻尿かどうかをチェックしましょう。

頻尿対策②どれくらい水分をとっているか把握する

水分は生きていくうえでとても大事な物。ただとり過ぎるとその分は尿として排出されますので、水分のとり過ぎはそのまま頻尿につながります。膀胱炎を疑って病院を受診したらただの水分のとり過ぎだった、なんてことも多いそうですよ。痛みや血尿など、頻尿以外の症状が無いならまずは水分のとり過ぎを疑ってみましょう。

例えば昼間は水分をあまりとらない人でも、夜ビールをたくさん飲むならそれもれっきとした水分です。睡眠中は抗利尿ホルモンのおかげであまり尿を作らないですが、その分翌日の午前中に何度もトイレに行くことになってしまいます。

水分をとり過ぎているタイプの頻尿は1回の量が多いのも特徴。勢いよく尿が出た1時間後にトイレに行ってもまた勢いよく出た、という場合は尿が沢山作られている証拠です。膀胱炎や心因性の頻尿はチョロっとしか出ないことが多いですから、トイレに行くたびに勢いよく出るなら単なる水分のとり過ぎが原因です。

頻尿対策③あえて我慢してみる

トイレの我慢は体に良くないといいますね。もちろん我慢しすぎはよくありません。我慢しすぎると病気にもなります。

しかし「我慢しなさすぎ」も良くありませんよ。トイレに行きたくなるのが怖くて少しの尿意でもトイレに行ったり、全く尿意がないのにとりあえず行ったり…こういうことが続くと膀胱はその状態が普通になってしまって、少しの尿でも「トイレに行きたい」と脳に信号を送ってしまいます。通常の半分の量でトイレに行っていたら、トイレに行く回数は通常の2倍になってしまうのです。これでは困りますね。

この対策として、あえてトイレを我慢してみましょう。最初は5分でもいいのです。それを10分、30分、1時間と徐々に伸ばしていくと自然と膀胱もそれに慣れていって、「トイレに行きたい」という信号を正常な範囲で送れるようになります。

頻尿対策④トイレの場所を確認する

トイレが近くて困っているかた、自宅ではどうでしょうか?「そういえば自宅にいるときは不思議とトイレに行かない」なんてかたも多いはず。これはリラックス状態が膀胱にも作用しているから。反対に緊張していると膀胱も緊張状態になり少しの刺激でトイレに行きたくなってしまいます。

外出先で頻尿になるのは「いつでもトイレに行ける」という安心感がなく無意識に緊張しているからかもしれません。ですから外出先ではまずトイレの位置を確認しましょう。「トイレはあそこにある」と分かれば緊張が和みますよ。

頻尿対策⑤出かける前のコーヒーはNG

コーヒーや紅茶などカフェインが入った飲み物は頻尿にはNGです。カフェインには利尿作用があり、尿をたくさん作ろうとしてしまいます。水分量に気を付けていてもこれでは効果が薄くなってしまいますね。

通常の水分はノンカフェインのものを選びましょう。コーヒー・紅茶はノンカフェインで美味しいものがたくさんあります。お茶はウーロン茶や緑茶はカフェインが入っているので、麦茶やほうじ茶などがおススメです。

頻尿対策⑥どうしても不安なら尿漏れパッド

長距離バスや美容院など、長時間トイレに行けないと不安でいっぱいになりますね。そしてその不安感が膀胱を緊張させてより頻尿になってしまうという悪循環に陥りがち。そうなるのが嫌で旅行を我慢したり何かを諦めたりするなんてもったいない!

本当にどうしても不安ならお守りとして尿漏れパッドを利用するのも一つの方法です。尿漏れパッドはチョロっとした少量対応の薄いものから、長時間対応の分厚いものまでラインナップが豊富。長時間対応のものを装着していることによって「いざという時はこれがあるから大丈夫」と安心できるので不安も抑えられ体もリラックスできます。

 

最後に

水分量やちょっとした工夫で頻尿は改善できます。この6つの対策で「トイレを気にしない快適な生活」を手に入れましょう。

頻尿と上手に付き合う6の対策

①まずは病気じゃないかをチェック
②どれくらい水分をとっているか把握する
③あえて我慢してみる
④トイレの場所を確認する
⑤出かける前のコーヒーはNG
⑥どうしても不安なら尿漏れパッド