湿気で髪がめちゃくちゃにならないための5つの予防策

「雨の日のヘアスタイルが決まらない」「梅雨は外に出たくない」湿気の多い日は髪のスタイリングがうまくいかずに悩んでいる人も多く、なんと70%以上の人が湿気による髪の広がりやまとまりにくさに悩んでいるんだとか。

ヘアスタイルが決まらないと1日憂鬱な気分で過ごすことになってしまいますよね。特にくせ毛の人はそれを強く感じているのではないでしょうか。

でも髪がまとまりやすくなるポイントをちゃんと知っていれば、あの湿気のストレスから開放されますよ。

 

湿気で髪がめちゃくちゃにならないための5の予防策

 

①湿気で髪がめちゃくちゃになってしまう原因

湿気で髪がまとまりにくくなってしまうのは、髪が傷んでいることが最大の原因です。髪が傷んでいるということは、髪のキューティクルがはがれているということですから、その剥がれた部分から湿気の水分が入り込んできます。入り込んだ水分は髪の内部に蓄積され、その部分が膨らんで、あの嫌な「うねり」「広がり」となってしまうんです。

くせ毛の人は、髪の傷みとは関係なくまとまりがなくなってしまいますよね。髪は2種類のタンパク質でできていて、直毛の人はこの2種類のタンパク質がバランスよく分布しているんですが、くせ毛の場合は偏って分布している状態になります。

この2種類のタンパク質の1つが水分を含みやすいので、湿気によって不均等に髪が膨らんでしまい、全体的にボリュームが出てしまうというわけなんです。

②トリートメントで傷んだキューティクルを修復しよう

髪に傷んでいる部分があると、その部分から水分が入り込んでしまうので、しっかりトリートメントをして、傷んだキューティクルを修復しましょう。傷んだキューティクルが修復されれば、湿気から水分が髪に入り込むことを防げますから、湿気が多い日でもまとまりのあるヘアスタイルをキープできます。

「きちんとコンディショナーしているよ」という人も多いですが、コンディショナーとトリートメントは全く別物です。髪の傷みを修復する役目があるトリートメントを定期的に使いましょう。特に雨の日の前日に使うと効果的です。

③ドライヤーは冷風が正解!

朝のスタイリングでドライヤーを使用してブローする時は、温風でなく冷風でブローするのが正解です。温風でスタイリングすると、髪の水分が飛んでいまいますから髪が広がりやすくなってしまいます。冷風だと髪に必要な水分を飛ばすことなく、湿気による髪の表面の水分だけを飛ばすことができますよ。そして、キューティクルの流れに沿って、上から下に向けてドライヤーの風を当てましょう。

同様に、シャンプー後のドライヤーについても同じで、冷風で乾かしましょう。ただし、冷風の場合は乾かすのに時間がかかってしまったり、季節によっては体が冷えてしまいますから、8割ほど温風で乾かしたあと、仕上げは冷風に切り替えるようにしましょう。長時間のドライヤーは髪を傷めてしまいますので、短時間で済ませましょう。早く乾かすコツは、内側からドライヤーの風を当てることです。

④こまめにブラッシングしよう

湿気が気になる時は、粗めのブラシでこまめにブラッシングしましょう。ブラッシングすることで、髪に湿気がたまりにくくなりますし、偏った湿気を全体的に広げることができるので、髪がうねったり広がったりするのを防ぐ効果があります。

この場合、キューティクルの流れに逆らわず、上から下へ優しくブラッシングしましょう。もつれているところを無理やりブラッシングしてしまうと、キューティクルを傷めてしまい、自らまとまりにくく広がりやすい髪を作り上げてしまいますよ。

⑤ヘアスプレーやワックスを利用する

せっかくブローした髪も、湿気の多い日は学校や会社に行く頃には、広がってくちゃくちゃに。そんな状態を防ぐためにおすすめなのは仕上げのヘアスプレーです。ヘアスプレーを使う時は、表面だけにスプレーするのではなく、髪の内側にもしっかりスプレーすることで、1日中落ち着いたヘアスタイルをキープすることができますよ。

スプレーの代わりにワックスを利用しても同じ効果が得られます。ワックスをつける時にも髪の表面だけでなく、内側にもしっかりつけるようにしましょう。くせ毛の人はスプレーよりも、ちょっと固めのワックスを利用することでまとまりよくなりますよ。

⑥おしゃれなまとめ髪にしてみても

スプレーやワックスを利用して、髪をおろすヘアスタイルも素敵ですが、おしゃれなまとめ髪にするのも素敵ですよね。全体的にまとめるのが嫌な場合は、ハーフアップも上品なヘアスタイルでおすすめですよ。動画サイトなどには美容師さんによるおしゃれに見えてとっても簡単なまとめ髪の動画が投稿されていますから、そういったものを参考にしてみるのも良いですよ。

 

最後に

湿気に負けない髪になりたいなら、とにかく髪の傷みを修復し、水分を含ませないようにケアすることが重要です。これらの方法なら、髪を傷めてしまう縮毛矯正やストレートパーマをかけなくても、まとまりのある髪をキープすることは十分可能ですよ。しっとりまとまった美髪で湿気の多い日も乗り切りましょう。

湿気で髪がめちゃくちゃにならないための5の予防策

①湿気で髪がめちゃくちゃになってしまう原因
②トリートメントで傷んだキューティクルを修復しよう
③ドライヤーは冷風が正解!
④こまめにブラッシングしよう
⑤ヘアスプレーやワックスを利用する
⑥おしゃれなまとめ髪にしてみても