そこで今回は女性ホルモンとはなんなのか、そして女性ホルモンの有無でどのような効果があるのかを詳しく解説いたします。これで女性ホルモンの重要性がお分かりいただけ、増やしたくなること間違いなしです。
女性ホルモンの有無でどんな効果があるか9の解説
女性ホルモンとは
そもそも女性ホルモンとは何なのでしょうか。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。この2つをまとめて女性ホルモンと呼んでいます。
「エストロゲン」は別名卵胞ホルモンと呼ばれ、女性らしい体つきを作る効果のあるホルモンで、自律神経や脳の働きにも関係があります。
「プロゲステロン」は別名黄体ホルモンと呼ばれ、妊娠しやすい状態を作り出したり、妊娠を継続させる働きがあります。
この2つの女性ホルモンが分泌される量は、一生でティースプーン1杯分だと言われています。
女性ホルモンの効果①肌や髪が乾燥する
女性ホルモンが十分に分泌されることで、美肌や美髪を保つことができます。
ところが、女性ホルモンの分泌量が減ってしまうと、コラーゲンを増やしたり、水分量を保つことが難しくなりますから、お肌は乾燥してシワやシミができやすくなりますし、髪もツヤがなくなり「うねり」などが気になるようになります。
頭皮の潤いも減り、健康な髪を作り出すことができなくなりますから、抜け毛も増えてしまいます。
女性ホルモンの効果②全身がたるむ
丸みのある女性らしい体を作る働きがありますが、女性ホルモンの分泌が減少することで、体型にも変化が出てきます。それが全身のたるみです。バストやお尻だけでなく、二の腕や膝周りなど、脂肪のついている部分が重力に従って垂れてきます。
女性ホルモンの効果③脂肪がつきやすくなる
女性ホルモンの分泌が減少することで、代謝が悪くなってしまいます。そうなると、「太りやすく痩せにくい」体になり、皮下脂肪や内臓脂肪をどんどんためこんでしまうことに。
女性ホルモンが減少することでつきやすくなるのが、皮下脂肪よりも内臓脂肪ですから、ポッコリお腹が気になるようになります。
女性ホルモンの効果④虫歯や歯周病のリスクが高まる
骨の生成をサポートすることも女性ホルモンの役割ですから、分泌量が減少することで、骨が弱くなり骨粗鬆症のリスクが高まります。
また顎の骨も弱くなりますから、口の中の免疫力が低下し、細菌などが繁殖しやすい環境に。そのため虫歯や歯周病のリスクが高まります。
女性ホルモンの効果⑤物忘れが増える
女性ホルモンの分泌の減少は脳にも影響を与えます。その代表的な症状が物忘れです。若い方でも卵巣機能が低下して、女性ホルモンの分泌量が減ってしまうと、物忘れなど記憶力の低下が起こってしまいます。
女性ホルモンの量は簡単に検査できる
自分の女性ホルモンの量がどのくらい分泌されているのか気になる方も多いのではないでしょうか。女性ホルモンは血液の中を流れていますから、血液検査で測ることができます。
女性ホルモンの分泌が減少して起こる症状を感じた場合は、医療機関で検査してもらいましょう。病気の可能性がなければ保険適用外になりますから、病院によって料金が違ってきます。
女性ホルモンの分泌量が減少していたら
女性ホルモンは年齢とともに分泌量が減少してしまうものですが、40歳以下で閉経を迎えてしまうことを「早発閉経」といいます。20代では1,000人に1人、30代では100人に1人の割合です。
早発閉経の原因は遺伝性疾患や自己免疫性疾患、医療行為による疾患で起こりますが、これ以外の原因で起こることも多いですが、原因は不明です。もともと生理不順がある方の方が起こりやすい傾向にあるようです。
20代30代とまだまだ妊娠できる年齢ではありますが、早発閉経は排卵をしていない状態ですから、妊娠することはできません。
血液検査を行って早発閉経と診断されれば、女性ホルモンを補充する治療を受けることもできます。
女性ホルモンの分泌量を増やすために
女性ホルモンの分泌量が減少することで、美容面や健康面に大きな影響を及ぼしてしまいます。
女性ホルモンの分泌量を増やすためには、規則正しい生活やストレスをためない、良質な睡眠をとるなどを意識することが大切です。
また、女性ホルモンの分泌を促してくれる食材を積極的に取り入れることが効果的です。特に大豆製品にはイソフラボンが含まれていますから、豆腐や納豆、豆乳などを取り入れましょう。
最後に
女性ホルモンがいかに女性の美容と健康に影響を与えているかお分かりいただけましたでしょうか。年齢とともに減少してしまう女性ホルモンですが、不規則な生活などを続けると、若い世代であっても卵巣機能が低下して分泌量が減少してしまいますから、健康でキレイでいるためにも、規則正しい生活を意識したいですね。
女性ホルモンの有無でどんな効果があるか8の解説
①女性ホルモンとは
②肌や髪が乾燥する
③全身がたるむ
④脂肪がつきやすくなる
⑤虫歯や歯周病のリスクが高まる
⑥物忘れが増える
⑦女性ホルモンの量は簡単に検査できる
⑧女性ホルモンの分泌量が減少していたら
⑨女性ホルモンの分泌量を増やすために